こんにちは。えのです。
1月に目標としていた簿記2級を取得できたので、次のステップアップとして、USCPAの資格取得を検討しています。
USCPAの資格取得にとって最大の問題は、高額な費用…。
ふところに余裕がある社会人受験者が多い理由も納得です。
今回は、受験に必要な会計単位がゼロの私が、各予備校や単位取得の手段を徹底的に調べて、USCPAを最安値で取得する方法を検討してみたので、ぜひ記事を最後までご覧ください!
私が最安値でUSCPAを取りたい理由
USCPAにかかる平均費用は総額120万〜170万
USCPAの受験には受験費用だけでなく、単位取得費用や日本で受験するための手数料など、追加でかかる費用が多くあります。
そのため、勉強したてのときは予備校の受講料だけだと思っていたのに、合格する頃には増額100万を超えているのは、よくあることのようです。
受験者の方たちのブログや口コミを確認しましたが、平均で120万〜最大170万円かかっている人もいるようです。
また、すべて科目試験に一発合格できればいいものの、不合格となってしまえば、再度受験料や手数料がかかります。
一度受験すると決めて、高額の受験料や予備校代を払った後だと、撤退するのも難しいですよね。
そのため、最初のコストをなるべくかけずに、最安値でUSCPAの受験にチャレンジしたい!というのか私の本音です。
コストをかけたからこそ本気で取り組める!という
背水の陣で取り組みたい人もいるとは、思いますが
私はローリスクで取り組みたい派です!
- USCPA予備校
- 学歴評価(日本の大学卒業していた場合に必要)
- 受験資格審査
- 各州出願料(州によって金額変わります)
- 国際会場手数料(日本で受験する場合)
- USCPAライセンス登録料金
- USCPAライセンス維持費
※青文字部はライセンス取得したいと考えている人のみが必要な料金です
科目合格だけでも大きなメリットがあるので、ライセンス取得をせずに科目合格のみで終了の人もいます。
名刺にUSCPAと記載したい方や、将来的に海外でUSCPAとして働きたい方はライセンスの取得をおすすめします。
円安の今は、さらに取得費用がかかる
USCPAの資格は、アメリカの資格のため、受験料やそのほか手数料などが全てドルでの支払いになります。
円安の今、ドルでの支払いはとてもきついです…。
ただえさえ100万円以上かかる上に、円安の影響もあって、平均して20万くらい上がってしまうのが予想できます。
円高になるまで、まだまだ時間もかかるでしょうから、節約できるところは節約して、なるべくコストをかけずに受験したいと考えています。
合格できずに撤退する人も…。
USCPAの試験は最初の科目に合格してから、18ヶ月以内に全ての科目に合格する必要があります(全4科目)
(2024年からの試験制度の変更で、期間延長の可能性がありますが…。)
そのため、18ヶ月内に全科目合格を果たせずに、追加で大金がかかり、結局撤退してしまう人もいるようです。
日本の公認会計士よりは勉強時間が少なく、難易度が低いとは言っても、USCPAも難関資格です。
合格はそう簡単なものではないので、途中で撤退してしまうのも頷けます。
100万円以上の大金をかけて、途中撤退となってしまうので、なるべく避けたいと考えています。
途中撤退時のダメージを減らすためにも、なるべく安く、低コストで資格合格を目指したいと考えています。
USCPA総額を抑える節約方法
アメリカで受験する
USCPAはアメリカの試験のため、日本で受験すると国際会場手数料が追加でかかってしまいます。
国際会場手数料は390ドルで、日本円に換算すると約59,000円となります。(2024年現在)
また、手数料は、各科目につきかかるので、4科目の合計で1560ドル(約235,000円)です。
上記の金額は、すべての科目に一発で合格できたときの金額となるので、科目を再受験するたび追加で390ドルかかることになります。
この国際手数料を節約するために、アメリカ現地で試験を受験するという節約方法があります。
アメリカでの受験だと、国際手数料がかからないので、日本円に換算すると合計235,000円の節約になります。
特に、アメリカ在住の方やアメリカ留学中の方や、アメリカへの渡航予定のある方におすすめです。
それ以外の方は、アメリカへの渡航料を踏まえた上で、どちらの方がより節約になるかを調べた上での受験をおすすめします。
オフシーズンを狙えば、数万程度安上がりの可能性あり!
- アメリカ受験となると受験会場や手続きは英語での案内になるので、英語力に自信のない方はしんどいかも
- 飛行機やホテルの料金を合わせると国際手数料よりも高くなる可能性あり
- 一気に2科目などの複数科目を受験しないと、意味がないかも…?
追加単位取得費用を抑える
日本の大学の卒業に必要な単位は125〜130単位程度が平均だと思いますが、USCPAの受験に際して、求められる単位数は150単位です。(※出願州による)
出願州によりますが、日本人に人気の出願州で、ライセンスの取得も容易と言われているワシントン州で見てみます。
- 4年制大学の学位
- 総取得単位150
- 会計24単位(ただし最低15単位はUpper Divisionの単位が必要)
- ビジネス24単位
会計単位やビジネス単位が足りない方は、追加で単位を取得する必要があります。
私は、文系のバリバリの文学部だったので、ビジネス単位も会計単位もゼロの状態です。
そのため、他の受験生に比べて単位取得のためにコストがかかります。
足りない単位を補うには、①USCPA予備校で単位取得②大学院や大学で単位取得(放送大学などを利用)の方法があります。
②の大学での単位取得となると、日本の単位はアメリカだと単位認定してもらえないこともあるので、少しリスクがあります。
そのため、①の予備校での単位取得がメジャーなのですが、不足している単位が多ければ多いほど、お金もかかります…。
単位取得料がより安い予備校を選ぶことが必要になってきます。
現時点で、大学生や院生の方は今のうちに会計とビジネス単位を取得することをオススメします!
予備校に通わず、独学で試験対策
もしも、ビジネス単位も会計単位も揃っているよ!という方は、そもそも予備校に通わずに受験するというのも手です。
メルカリなどで、参考書を揃えて勉強すれば、独学も可能です!
その場合、予備校の料金が浮くので、受験料などの料金で済むので、よりお安く受験できます!
しかし、ネットで調べてみても独学で受験したという方は現時点では少ないのが事実…。
独学の第一人者になりたい!という方はぜひ挑戦してみてほしいです。
教育訓練給付金を使用する
USCPAの一部の予備校は、教育訓練給付金の対象になっています。
この制度を使用すれば、予備校講座料金の20%(上限10万円)が返ってきます。
手続きの手間はありますが、最高で10万も返ってくるとなると、使用して損はない制度です。
受講完了後でないと、給付手続きできない点や、教育訓練給付金の対象になっていない予備校も多いので、デメリットもありますが、総コストや手間なども考慮して、メリットがあれば、ぜひ利用してみてください!
必要単位がゼロの私の戦略。
私がUSCPAを取得するのであれば、ライセンスを取得すると決めているので、出願州は2パターンの候補があります。
- ワシントン州で出願→ワシントン州でライセンス取得
- アラスカ州で出願→ライセンス移行→ワシントン州でライセンス取得
最終的にはワシントン州でのライセンス取得を目指しています。
そのため、ワシントン州の受験資格・ライセンス取得条件である、会計24単位とビジネス24単位は、いずれ必要になります!
- 会計単位・ビジネス単位ともにゼロ
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文学部出身の私は、会計単位やビジネス単位は、ほぼゼロ!
そのため、単位取得価格が低い予備校一択!
- 単位取得はオンライン完結がいい
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単位取得のためにはテストが必要なことも多く、働きながらだと単位認定のためだけに時間を割くのはなるべく避けたい!
自宅でオンラインで完結できる単位取得がマスト!
- 日本の大学での単位取得について
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日本での通信大学を利用して単位取得も考えましたが、単位ゼロの私は、通信大学などを利用した方が、予備校に通うよりも費用がかかることが発覚!
不足単位が少量で、独学で勉強を予定している人は、通信大学での単位取得がおすすめ!
私は、予備校での単位取得を決めました
USCPA大手予備校4社でシュミレーション
予備校 | 受講料 | 受講可能期間 | 単位取得可能数 | 教育訓練給付金 |
---|---|---|---|---|
アビタス | スタンダード:616,300円 | 5年間 | 15単位以上は追加費用あり ※1科目(3単位)あたり24,200円 | 対象 |
TAC | 総合本科生:515,000円 総合本科生Plus:545,000円 | 2年+5年延長可 | 会計11科目(33単位)ビジネス5科目(15単位) ※1科目(3単位)あたり21,000円 | 対象 |
CPA学院 | 300,000円 | 2年+1年延長可 | 会計9科目(27単位)ビジネス8科目(24単位) 追加費用なし | 対象なし |
資格の大原 | フルパック:635,000円 | 8ヶ月 | 会計18単位・ビジネス6単位 | 対象なし |
実績で選ぶならアビタス
確実かつ最短でUSCPAに合格したいなら、実績が多いアビタスをオススメ!
USCPAに特化した予備校で、合格者も多く口コミも多いため、情報収集もしやすいです!
料金が高いのがネックですが、ごくまれに割引キャンペーンや紹介割引などを行っています。
サポートも手厚く、多くのUSCPA合格者を輩出しているため、USCPA合格後の転職サポートも行っています。
大手監査法人やコンサルティグファームへのパイプもあるかと思いますので、USCPA合格後の転職に力を入れたい方は、アビタスをオススメ!
予算に余裕のある方は、USCPA特化で転職にも強いアビタスがオススメ!
割引制度の多さならTAC
アビタスの次に実績も多く、USCPA受験生に人気なのが、TACです。
TACはUSCPAの他にも税理士や公認会計士などさまざまな資格講座を開講しているため、資格取得に特化した講座には定評があり、安心と実績があります。
TACは25歳以下限定割引で30万円で受講可能な時期があったり、TACの他の講座に申し込んだことがあれば、割引が適用されるなど、割合制度が多い印象です。
割引をうまく使うことで、他の予備校よりもお得に受講できる可能性があります!!!
また、追加費用なしで取得できる単位数も多いため、単位ゼロとまではいかないが、単位数があと少し足りないよ。という方にはおすすめです!
受講するならTAC!というファンも多いため、TACの受講スタイルが合う人は、ぜひオススメします!
必要単位数が多い人には、追加費用が必要なので、オススメしません。
TACで簿記などを取得した人は割引があるのでオススメ!
安さで選ぶならCPA学院
日本の公認会計士で圧倒的な人気と実績があるCPA学院が2024年からUSCPA向けの講座を開講しました!
まさかの30万円という破格の金額です。
単位取得費用も込みで30万円ということで、ほかの予備校と比べても圧倒的に安いです。
しかし、2024年に開講したばかりで実績がまったくないのがネックになります。
開講したばかりということもあり、テキストが間に合っておらず、科目によってはテキストの配布時期が夏頃になると発表されているので、最短で合格を目指す人にはおすすめしません。
私のような単位ゼロの人にとっては、追加費用なし、かつ最安値で受講できるおすすめの講座になります。
実績をそこまで重視しない方や、お金をなるべくかけたくない方は是非検討してみてください!
安さではトップクラス!予算に不安のある方はCPA学院一択!
TACかCPA学院かで迷い中…。
単位ゼロかつ、お金のない私はTACかCPA学院で迷っています。
CPAの30万円という破格の価格はとっても魅力的ですが、会計の知識が豊富とはいえない私にとって、実績の少ない予備校は少し不安があります。
TACの場合は、追加で単位取得費用がかかるものの、割引制度を使えば、CPA学院の料金に限りなく近い料金で受講可能です。
とっても悩みどころ…!
項目 | TAC | CPA学院 |
---|---|---|
予備校費用 | 373,000円 | 300,000円 |
学歴評価 | $225.00(33,750円) | ※左に同じ |
受験資格審査 | $90.00(13,500円) | ※左に同じ |
ワシントン出願※4科目合計 | $1,419.20(212,880円) | ※左に同じ |
国際会場手数料※4科目合計 | $1,560.00(234,000円) | ※左に同じ |
ライセンス登録 | $330.00(49,500円) | ※左に同じ |
ライセンス維持 | $230.00(34,500円) | ※左に同じ |
合計 | 951,130円 | 878,130円 |
まとめ:最安値はCPA学院
まだUSCPAを受験するかどうかは検討中ですが、受験した時の最低でもかかる金額を算出してみました!
改めて、金額を提示してみると大金ですね…。
あくまで最安値なので、一発合格できなかった場合は再度受験料がかかるので、そこも踏まえて、お財布とご相談してください!
受験する前に、だいたいどれくらい金額がかかるのかを見通してから取り組みたい私にとっては、有用な情報収集でした!
今からUSCPAを受験しようとしている方や、迷っている方の参考になれば幸いです!
参考になった!という方は他のブログやX(旧:Twitter)で拡散してくれると泣いて喜びます!
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